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2013-08-16

歴史的名人

喬太郎師匠の会のレポートで、
圓朝忌について触れましたが、
いやあ、この三遊亭圓朝という方、
調べれば調べるほどに、
卓越した才覚の持ち主だったのですね。

歴代の名人と呼ばれた人の中でも、
格別に噺が巧かったせいで嫉妬を受け、
講座にかけようとする演目を出番より先に
演じられるという妨害を受けたために
誰も先に演じることのできない、
自作の演目を創作したのだそうですね。

その新作が「芝浜」や「文七元結」であり、
数々の怪談噺であるわけですな。

これほどポジティブな意趣返しが、
この世にありましょうか?

この一連の新作が評判を呼んで、
新聞に連載されることになるのですが、
まだこの国に口語体が存在しない時代に、
高座の一言一句を圓朝が語るとおりに
書き起こしてそのまま新聞に掲載。

それを読んだ二葉亭四迷が影響を受け、
言文一致体の小説「浮雲」を発表。
以降の日本文学の文体を決定づけたという。

さらに

日本滞在中の魯迅がこの言文一致体に触れ、
中国語を漢文と切り離した口語文で書くという、
彼の国の4000年の歴史上に残る大改革に。

ともあれ、我々がこうやってブログで、
話し言葉そのままの文章を書けるのも、
元を辿れば圓朝に行き当たるという訳ですね。

てゆか

文学史で落語家によるこんな歴史的偉業を
先生から教わった覚えはないですぞ!
授業中に寝てただけかもしれませんが。

いやはや

落語好きの方には常識なのかも知れませんが、
にわかファンは落語会を主催し始めて
5年目にしてようやくこうしたエピソードを知り、
まんまと感激してこんな文章を書いている次第です。


ワシ後輩や相棒後輩は知ってるんだろうなあ。
先輩はちょっと恥ずかしいあるよ。
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