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2011-01-10

新春せと末広寄席報告

満員のお客様をお迎えしての新春せと末広寄席。
開口一番は柳家右太楼さんの「のめる」。

若々しく張りがあって気味よい語り口は、
初めて生で落語を聴くという瀬戸のお客様に、
爽やかな印象を残したことでしょう。

そして権太楼師匠の一席目。

マクラからもう大変な盛り上がり。
地元の話題で心をつかみ世界一周豪華客船で、
落語をしたときのエピソードでたっぷり笑わせて、
このままマクラで終わるんじゃないかしら、
なんて考えがよぎったところで「抜け雀」へ。

旅の話のマクラから宿屋が舞台の噺。
マクラの熱気が自然にネタに移っていく様子に、
以前に権太楼師匠がおっしゃっていた、

「マクラというのはネタに繋がるように始めから、
 頭の中で作り上げておくものです。
 でなければ、それはただの〝駄話”なんです」

という言葉が頭の中に呼び起こされます。なるほど。
ともあれ畳み掛けるようなパワフルさに溢れた、
師匠の話芸で会場が爆笑の坩堝と化したところで中入り。


後半は橘右太治師匠の寄席文字実演。
寄席文字がもつ一つひとつの特徴の解説と、
モニターに映された右太治師匠の鮮やかな筆さばきに、
会場からは「ほー」「ほー」と感心の声が響きます。

「お好きな文字を書いて差し上げます」の一声に、
「喜!」「亀!」「優!」「悠!」
いきなり会場は市場のセリのような状況となりました。
リクエストが叶った幸運な皆さんには終演後に、
師匠の落款を押した寄席文字がプレゼントされたのでした。


いよいよトリは権太楼師匠の二席目。


ネタが始まった瞬間に舞台袖にいた右太楼さんが、
「芝浜がはじまったよ…」と思わずにつぶやいたという、
本当にまさか、まさかの「芝浜」であります。

一席目とはうってかわってピンと緊張が張り詰めます。
師匠の大きな感情表現に心が揺さぶられずにはいられません。
客席には涙をぬぐうお客様の姿もそこかしこで…。

サゲとともに大きな拍手。追い出し太鼓が響き、緞帳下りる。
新春せと末広寄席、終演でございます。


爆笑噺と人情噺。
権太楼師匠の大ネタ2席という、
我々のような小さな会が開く寄席で
こんな事が許されてもいいのでしょうか?

運営上で行き届かない部分もあったと思いますが、
おかげさまで遠くからいらっしゃったお客様も、
十分に満足していただけたことと思います。

ご来場の皆様。出演者の皆様。
運営を支えてくださったホールの皆様、
お手伝いいただいた、せと末広商店街の皆様に
そして、楽語の会の若鯱亭笑天様と奥様。

本当にありがとうございました。


寄席はこんな様子でしたが、
舞台裏の様子などはワシ&相棒コンビが、
改めて紹介してくれることでしょう。


多分。
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残念無念

やっぱりよかったんですねぇ!(^-^)人生まだ一度しか落語を体験しておらず噺の内容は分かりませんが、会場のホカホカした雰囲気の伝わるご報告に、体験出来なかった無念もひとしおです^_^;
が!またきっとご縁がありますね!それまでにちょっとずつ落語の予習しとこかなと(^^)職場の先輩は「落語は志ん生の火えん太鼓からだと思う」と言ってましたが(゜゜)
まずは我がちびっ子の回復からです(^_^)またお会いしましょう!(^0^)/

Re: 残念無念

くらたサマ

残念でした、ご息女にもお会いしたかった。
本当に残念。
またぜひ、お会いしたいです。

おお、火焔太鼓。確かに。
好きな話です。夫婦の掛け合いがよいのですよ。

また、会いましょう! くらたさま!
プロフィール

すえひろがりの会

Author:すえひろがりの会
愛知県瀬戸市の「せと末広商店街」にある小さな寄席「せと末広亭」で年に4回寄席を開催しています。ぜひお気軽にどうぞ!
HPもご覧ください


◆今後のせと末広寄席◆
第36回平成30年 3月10日(土)
第37回平成30年 5月26日(土)
第38回平成30年 8月25日(土)
第39回平成30年11月24日(土)
第40回平成31年 3月 9日(土)
午後2時開演 木戸銭500円

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