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2013-03-21

「喬太郎のラクゴ新世界 scene18」 その2

喬太郎師匠の1席目は「愛宕山」。

2席目のマクラで、

「最近で一番運動したのは
 愛宕山ってゆう落語をしたとき」

なんて言葉が出るほど、
アグレッシブに体を張ったネタでした。

終始、必死な太鼓持ちの一八の様子と、
それを、一歩引いたところから、
面白がって見ている旦那の対比も楽しく、
会場も大いに沸いておりました。

中入り後、

マクラで大爆笑させていただいた後に、
始まった奇妙に静かな噺。

なんですかこれは?

初めて聞く落語だけれど、
「新作」の空気は微塵もなくて、
むしろ、どこかで聞いたことがあるような…。

それは落語通の方々も同じだったようで、
「ざわざわざわざわ」・・・と、
福本伸行のマンガのように音のない、
ざわめきが会場を包んでいき、
それはやがて恐怖に変わっていきます。


凄く怖い。喬太郎師匠、凄くて怖い。


恐ろしい緊張感に包まれたまま、
噺は幕へ。そこで僕らは初めてこのネタが、
小泉八雲の怪談「雉」であることを知るのです。


言葉もなし。


いやはや、またもやこの会で、
大変なものを見てしまいました。

「ざわざわざわ」とざわめきを引きずりながら、
それでも満足気に帰路に就かれるお客様たち。

18回の歴史を重ねてきたこの落語会で、
師匠とお客さんと主催者さんとの間に、
ある種の「信頼関係」が築き上られていて、
このような展開を生み出しているのでしょうね。

次回は8月11日。

夏休みの真っ最中だけど、
家族を省みず馳せ参じる所存であります。
2013-03-20

「喬太郎のラクゴ新世界 scene18」 その1

本日はご縁あって名古屋で開かれた
柳家喬太郎の「ラクゴ新世界」に
スタッフとして参加させていただきました。

落語の活動を始めたばかりの頃に、
お客さんとして初参戦したのが11回目の会。

今回で18回目となるというこの落語会。
スタッフ参加と合わせると8回連続参加中。
主催者様にお許しをいただだけるなら、
永久にこき使っていただきたいほど
毎度、楽みにさせていただいている会です。

スタッフの集合時間にはもう会場入口に
整理券をお求めのお客様が列を作っておられます。


会場の設営をしてお客様をお迎えして、
出囃子とともにまずは柳家小太郎さんが登場。

演目は「あたま山」

でも、この「あたま山」知っている噺と、
なんだか違っておりますね。
主役はケチ兵衛さんではありませんし。

桜の木も頭に収まるサイズで生えている様子。
木を抜いたあとにできる池も、
普通の頭の大きさの中に収まるスケール。

そんな現実感がある分、ホラ噺というよりも、
シュールな物語展開が実に新鮮でありました。

それにしても小太郎さん。

技術的なことは語れませんけれど、
聞き心地がとてもよく華のある方ですね。

きっと将来大物になるお方と見込んで、
ずっと追っかけていこうと思います。


さて、続いて本日の主役、
柳家喬太郎師匠の登場であります。

2013-03-07

柳家喬太郎・三三二人会

行ってきました、二人会。
今回は会の有志で。

ワシの多忙、相棒の産休、、、、
で、なかなか落語会に足を運べていなかったのだ。が、ご近所の多治見市で開かれる会。
これはいかねば!!

ということで年末にはチケットを取っていたのだが、すっかりチケットの受け取りを忘れていた。
ロッピーから「早く早く!」とメールが来たので焦って前日に。
徒歩圏内にローソンがないので愛車で。
最近のロッピーは小さくって、見落としてローソン内をグルグルしてしまった。


いつも車での移動が多いワシらだけど、今回は電車で。
相棒発案の電車での移動。

これが楽しい!
多治見駅が新しくなっていたり、駅にはヤ○キーがたくさんいたり、再開発してたり、
国道19号は歩道を歩くと車が迫ってきてちょっと怖いこと、、、
なんだか「街」が近くなった気がする。

そんなワシら楽しく歩く。
復活したワシのiphoneに入ったナビを片手に人間ナビと化した相棒が先導する。
テクテク歩いてすぐに会場に到着。

会場について腹ごしらえのメロンパンを食べているといつも末広寄席でお世話になってる笑天さん夫妻にお会いしたり。
なんかすべてが楽しいぞ。

というわけで始まった二人会。
もちろん落語は絶品。
ハプニングもあったり。

今回面白かったのは、セリフを一緒に声を出しちゃうお母様お父様が多かったことかな。
うどん屋での「なべーやきーうーどーん」とか花見の敵討ちでの「とんとん・パ」とか。
入り込んでる証拠です。
それはそれは楽しかった。
喬太郎師匠のすべてが楽しくて仕方なくなっちゃったお母さんとか。




バラエティに富んだ会でした(お客さんが)。
2012-12-09

「大須で江戸落語」

午前中は駅伝大会があった瀬戸の街
沿道で応援をした後は午後に予定が空きました。

ならばと、単身目指すは名古屋大須。

大須演芸場で特別企画「大須で江戸落語」が
開催されているのを知ったからです。
出演は落語芸術協会の若手~中堅真打のみなさん。

急に思い立ったものですから開演に間に合わず、
あわてて入場するとチケットを売っていたのが、
演者の瀧川鯉朝師匠だったのでびっくり。

なんでも、この落語界は今回で4回目で、
何からなにまで出演の6人で取り仕切っているそう。

席は2階の隅っこの席。満員御礼で何よりです。
でも、開口の春風亭柳太郎師匠を聞き逃してしまいました。
実に残念であります。

<柳太郎師匠以外の番組>

三遊亭遊馬  「佐野山」(さのやま)
桂米福    「うどん屋」

中入り

口上

瀧川鯉朝   「片棒」(改)
三遊亭圓馬  「太鼓腹」
三笑亭夢花  「不動坊火焔」


脂ののり始めた実力派の落語家さんによる
江戸古典落語、十分に楽しませていただきました。

その中で異彩を放っていたのが鯉朝師匠。
「江戸落語」の会でそのネタですか?
どんな噺かというと…う~ん、
あらすじも登場人物も書けません!!
消されるのが怖いもの。

鯉朝師匠、フリーダムですロックンロールです!


さて、この落語界は、第1回の直前に、
東日本大震災があったということで、
以来、ずっと復興支援を行っておられます。

木戸銭も1500円とお値打ちだったし、
ここは紙のお金を募金箱に入れました。
(もちろん1000円札一枚です)

すると、募金箱担当の柳太郎師匠が、
「そんなに! なんだかスミマセン」と
たいそう恐縮してくださって、
募金した人への記念品のサイン入り写真と、
千社札シールを1枚ずつ余分にくださいました。

師匠の落語に間に合わなかったのに、
こちらこそ大変申し訳なかったのであります。


image_20121209203157.jpg


第5回は春に開かれるそうです。
また、見に行きたい落語会であります。
2012-10-20

ハッピネス・ヒル寄席その伍(柳亭市馬・柳家喬太郎 二人会)

行ってきました、ハッピネスヒル寄席。
いやぁ、贅沢。市馬師匠と喬太郎師匠の二人会だなんて。

相棒と二人、ワシ車でドライブ。
久々に相棒と二人きりのデートで盛り上がるワシ。
二人とも同じ風邪をひいているので(推定感染源 技術兄ィ)心置きなく車の中でゲホゲホ。
ハッピネスヒル、素敵な名前にたがわず。コスモスの咲き乱れる文化施設。


看板で記念撮影。


喬太郎師匠、市馬師匠、もちろんもちろん大満足。
携帯電話が客席から2回なるのだが、喬太郎師匠の拾い方はワシが今まで見たどの師匠より面白かったかな。
(いや、ならないのが一番なんですけどね)
個人的には鏡味正二郎師匠の色物が良かった。
師匠がハラハラドキドキの大技を繰り出すたびに、会場から「おおぅー」のどよめきが。
その後ろでは三味線と太鼓の音。
この光景って、この感じって江戸時代から変わらないんだろうなぁ、とタイムスリップ。


番組表。
色物さんが「赤色」になっているのも嬉しい。

会場では、末広寄席(ほとんど)皆勤のOさん親子が!
フェイスブックで見つけてくださり、お声を掛けていただいた。
(フェイスブック恐るべし!)
お子さんが可愛くって! 新春、待ってるからね!


右太治師匠にもお会いでき、大満足の落語会。
終了後、相棒の授乳のため、ダッシュで会場を後にしました。


2012-09-15

2012芸協らくご・大須寄席 中入後

芸協らくご・大須寄席はもともと、
故柳亭痴楽師匠の発案で始まったそうです。

師匠が鬼籍に入られてからは、
落語芸術協会が引き継ぐ形で継続して、
今年で10年目を迎えるのだとか。

IMG_0979[1]


すっかり定着しているのですね。
客席の盛況もむべなるかなであります。

平日の昼間だからでしょうか、
少しご年配のお客様が多いですね。
そしてご夫婦連れが目に付きます。

仕事も子育ても終えて夫婦で寄席だなんて、
なんだかいい感じではないですか。


で、中入り後。


「唯一の地元出身者でございます」と、
常滑市出身・桂竹丸師匠が登場。
ご当地の話題で会場を盛り上げつつ、
ネタも尾張徳川家にまつわる「紀州」。

続いては、間もなく江戸時代から続く大名跡、
「桂文治」を襲名される桂平治師匠。

「"平治"では最後の大須でございます」

これはこれは貴重な高座でありますね。
円熟という言葉がふさわしく感じる「親子酒」。
大旦那のお酒が進んでいく場面では、
何度も会場から拍手が起きておりましたよ。


トリの前には大好き色物、
大神楽曲芸の「ボンボンブラザーズ」。
平治師匠が「ボンボン先生」と呼んでいたのが、
なんだかかわいらしかったです。

お囃子にのせてサイレントで披露される
ボンボン先生のジャグリング芸。
お客いじりも身振り手振りですから、
意思疎通の不自由さが予測不能の笑いを呼びます。
やっぱり好きだわ色物芸。


そしてトリは芸術協会副会長の小遊三師匠。

「これから古典落語で皆さんを眠りの世界に…」

というのはもちろん照れ隠しでしょうね。
「厩火事」をしっかりと聞かせていただきまして、
昼の部はお開きとなった訳であります。


この講演は9月11日から25日までの長丁場。
東京の寄席の雰囲気を名古屋で味わえるのですから、
本当に嬉しい特別公演でありますね。


期間中にはもちろん歌丸師匠も登場しますですよ。
2012-09-14

2012芸協らくご・大須寄席

取り損ねたお盆休みの代わりに、
臨時の休暇を1日いただきまして、
やってきました、大須演芸場。

390521_271373169641677_717656255_n.jpg

ただ今、桂歌丸師匠率いる、
落語芸術協会による特別公演、
「芸協らくご・大須寄席」が開催中。

せっかく足を運んだのはいいけれど、
開演時間を間違える失態。

木戸銭払って入場すると、
2階に案内されるという大須初体験。
その2階席も満員という大盛況であります。

高座では中入り前の最後の演目で、
桂幸丸師匠がマクラから場内を
バンバン沸かせておられます。

と思ったら、

「甚だ簡単ではありますが、以上をもって
 私の落語に代えさせていただきます!」

終わっちゃった(笑)!!

ここで中入り。

三遊亭圓丸師匠の落語に神田京子さんの講談、
陽・昇さんの漫才聞き損ねちゃった。

せっかく東京の寄席の雰囲気が
味わえるところだったのに。


失敗したなあ。


さて、中入り後の様子は次回。
2012-08-15

スロー&クイック

コーヘイの話はさておいてですね、
先週土曜日の「おやこ寄席」
文我師匠の落語は大人にも楽しかったですね。

前列に固められた子どもたちは、
緞帳が上がってもやっぱりザワザワしていて、

さらに、高座に上った文我師匠が、
なんだか「面白いオッチャン」と分かると、
さらにテンションが上がってくる訳です。

隣の子どもと大声で話をしたり、
笑いどころではないとこでゲラゲラ笑ったり。

このままネタが始まっても大丈夫かしら?

そこは全国でおやこ寄席を開いている文我師匠、
語りの間に絶妙な緩急をつけることで、
見事に子どもたちを噺に引き込んでいきます。

時に早口で語ったり。
時に言葉を伸ばしてみたり。

不自然にならない程度にされるのです。

例えば「手紙」という言葉を、
「てがみ~~」と少し伸ばして話します。

すると、

耳に入ってくる語りのリズムが変わって、
子どもたちが「アレ?」っとなって、
師匠の方に意識が集中していくのです。

プロの技だわ。

自分も落語とは別に子どもを相手にした
ボランティア活動などをしているのですが、
いや~。勉強になりましたです師匠。

コーヘイと一緒に弟子入りさせてください。


…って、どこへ行くんだ、自分。
2012-08-12

桂文我おやこ寄席 続き

おやこ寄席のレポートの続き。


師匠の手拭いを購入させていただいた。
サインもしてもらっちゃったんだ!


袴の形なの。


おやこ寄席特製手拭い。



そして、これ。
師匠の手拭いが包んである紙。
この「四代目 桂文我」の文字。

これは、橘右近師匠の手によるものだそうだ。
そう、寄席文字の家元だ。右太治師匠の師匠。

文我師匠の女将さんと少しお話をさせていただいたときに伺った。
右近師匠のエピソードも少し伺えて嬉しかった。

おやこ寄席、本当に楽しい。
おやこ寄席を聞いた子供たち!
これからもずっと一緒に落語聞こうね!


担当者の皆さん、文我師匠、女将さん、ありがとうございました。




2012-08-11

桂文我 おやこ寄席

本日、桂文我おやこ寄席が瀬戸市のつばきホールで開催された。
ワシ、少しだけお手伝いで参加。

この親子寄席。
文我師匠が「子供たちに落語のたのしさを」という想いで20年ほど続けていらっしゃるそう。
このたび、瀬戸市担当者の「瀬戸市の子どもたちにも!」という熱い思いで実現したこの会。

おやこ寄席は客席を前と後ろに分け、前を子供たち、後ろを親、と別々に座らせる。
こうすることによって、子供が自信で楽しみ、考えることができるのだそう。

会が始まる。
師匠が「落語って何か」「オチってなに?」「扇子や手拭いとは?」みたいなことを
会場の子どもたちとやり取りしながら進めていく。
ものすごいことに、子供たちはドッカンドッカンと爆笑の渦。

そんな講座が終ると3席の落語。

1 平林
1 権平狸
1 ん廻し

こども大爆発。

すごいパワーだった。
そのパワーに真っ向から対峙する師匠も素晴らしいと思う。



落語が終わった後のロビーの様子。


落語が終わると、子供たちがアンケートを書く。
大きな付箋に書いて、それを壁に貼り付けていく。

「3ばんめのはなしがよかった」
「またせと市にきてください」

そんな子どもたちからのメッセージが!

なんか嬉しくなっちゃった。
会場では、師匠の著作物も並んでいたのだが、その量の豊富さに驚く。
研究熱心な方なんだなぁ、そして、子どもたちへ面白さを伝えようとしてくださってるんだなぁ、とジーンと。

師匠のサイン会も最後に行われたんだけど、その時、小学生が「ぶん我師匠へ」ってファンレターを渡してた。
ああ、もう、嬉しい!!


・・・続く
プロフィール

すえひろがりの会

Author:すえひろがりの会
愛知県瀬戸市の「せと末広商店街」にある小さな寄席「せと末広亭」で年に4回寄席を開催しています。ぜひお気軽にどうぞ!
HPもご覧ください


◆今後のせと末広寄席◆
第36回平成30年 3月10日(土)
第37回平成30年 5月26日(土)
第38回平成30年 8月25日(土)
第39回平成30年11月24日(土)
第40回平成31年 3月 9日(土)
午後2時開演 木戸銭500円

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